おねがいマイメロディがどれだけ素晴らしいかお教えしたい
あなたはマイメロディをただの可愛いうさぎだと思っていないだろうか?
マイメロディとはそれはそれは恐ろしいうさぎだ。
その証拠がこのアニメ。
「おねがいマイメロディ」
見たことのない人のためにあらすじを一応説明しておく。
あらすじ
マリーランドに住むマイメロディはある日、
おともだちのクロミに話しかけたことがきっかけで
『クロミとバク(クロミのお供)がお城の牢屋から脱走し人間の住む世界に逃がす手伝いをした』
という冤罪をかけられてしまう。
裁判にて、冤罪なのでそんなことはしていないと容疑を否認するマイメロに対してマリーランドの王様は
『人間界に行き、クロミの野望を止めよ。さすれば罪から逃れられよう。』
という判決を下す。
人間界でのクロミの企みは「メロディーボウを使い魔法で悪夢を見せると得られる黒音符を100個集めてマイメロに復讐すること」。
そして最初のクロミのターゲットになった夢野歌ちゃん。歌ちゃんのあこがれの先輩にいいところを見せたいとクロミに魔法をかけてもらうが…?
そして、マイメロはクロミにどんなことをしたのか…?
と言うようなアニメだ。
そんなよくわからない女児向けアニメの何がいいのか?という人もいるであろう。
だがただの女児向けアニメと侮ってはいけない。
ということでこのアニメのぶっとんだ魅力を紹介していく。
1. すべての原因が元をたどればマイメロ
マイメロといえば、ピンクの頭巾(頭巾!?)を被ったかわいいうさぎさん。
その中身は異常なほどに空気も人の気持ちも考えられないうさぎさんなのだ。
例えば祖国が野菜畑にされて「わぁ〜い!マリーランドがみんなお野菜畑になっちゃった♡」とか言い出す。
しかも大抵「マイメロ、助けて〜」と言われるまで別のこと考えてて何もしなかったりするのがいつものことだ。
また、おともだちのクロミちゃんに対してはもっとひどい。
「マイメロ絆創膏貼ってあげるからね。あ、ずれちゃった」って言って皮膚ごと絆創膏引き剥がし
泣き叫ぶクロミを見ながら「もう一回貼ってあげるからね。あ、またずれちゃった」と再び皮膚ごと引き剥がす
「クロミちゃんゴミついてるよ」って言いながらクロミちゃんが頑張ってつけたつけまつげをとる。
挙げ句の果てに、クロミが新しく買ったお気に入りのノートに、
「マイメロちゃんと仲良くなりたい」って書いてたページをマイメロが破って、鼻をかむチリ紙代わりにして捨てたりしている。
それなのにマイメロはかわいくて愛想がいいからとちやほやされ、クロミは悪い子だと決めつけられる。
おわかりいただけただろうか。
クロミちゃんの気持ちを。
2.マイメロママが毒舌というレベルを超えている
最近は割と有名であるが①で紹介した精神異常ウサギを産んだ女、マイメロママについてもぶっとんでいる。
どうぶっとんでるかというと、毒舌なのは違いないが謎に深い名言を残しがちなのだ。
語録を少しだけ紹介しよう。
「女の子が気にしていることを言うような男はぶってもいいのよ」
「パパは野菜を育てて、ママはパパを育ててるのよ」
「男ってプライドが傷付けられる時が一番堪えるの」
この辺はググればすぐ出てくるので割愛。
言ってることはエグいけどマイメロとマイメロパパを大切に思う素敵なママさんである。
優しそうなパパさんもたまにえぐい。
3.クロミちゃんの可愛さと危うさ
おねがいマイメロディ発祥だが、今や単体で活躍するほどまでの人気で悪役であるはずのクロミちゃん。ここまで見ると悪夢魔法がどれだけ怖いことか無知なだけのとっても純粋で可愛い女の子らしい女の子だ。
「どうでもいい人100人から好かれるより好きな人1人に好きって言われたい」
とか言っちゃうくらい乙女だ。
だけどこの子、現代に生きていたらホストに貢ぎまくっていたのではないかと思う。
その証拠にアニメの悪役イケメンキャラ、柊恵一にだんだんおかしくなっていると思いつつも甘い言葉を囁かれキスをされ絆されて貢いでしまっていた。
どれだけ柊恵一にひどい扱いを受けても柊恵一のことを考え尽くすクロミはまさにそれだ。
友達からひどい扱いを受け、好きな人にまんまと利用され、『可哀想で可愛い』…いや、『可哀想は可愛い』女の子、それがクロミちゃんだ。
4. イケメン枠がぶっとんでる
先程③でクロミちゃんが貢いだ男、柊恵一。
『おねがいマイメロディ くるくるシャッフル』で、ひょんなことから、
クールでお金持ちなイケメン天才バイオリニスト(どうでもいいけどしゅごキャラといいこの頃はイケメン=バイオリンだったな)
の柊恵一とは別に愛と正義の使者、
ウサミミ仮面としての顔を持つようになる。
ウサミミ仮面はマイメロがクロミの悪事に対抗するときお助けキャラとして登場するキャラクターだ。
長い手足と柊恵一として培ってきた武道でどんな強い敵でも倒す武闘派最強キャラである。
なのに、必殺技はイケメンビーム。
イケメンにだけ許されるこのビームに、イケメンにも容赦ないサンリオの本気がここにある気がした。
5.毎回ハローキティが出てくる。
おねがいマイメロディはいくらぶっとんでるとはいえ、先輩への配慮を欠かさない。
そう、あのサンリオの大御所、ハローキティ先輩。
え、これ、マイメロのアニメだよね?本気?
と思ったあなたへ。
なぜ お前がいるんだ
これを見ていた当時小学生の私は謎の狂気を感じました。怖かったです。
まだまだ無能な王様や元ヤンの女王様、私の推しのピアノちゃんのことなど、おねメロの魅力を紹介しきれていないのだが、一旦この辺にしておく。
今回はAbemaTVで耳の日(3/3)企画でおねがいマイメロディシリーズを一挙放送とのことだったので一気に書いてしまった次第であるが次回があればいろいろ書いていきたいです。
見ろよ
参考文献
・『おねがいマイメロディ』がも~っと見たくなる!全話スーパー省略解説|平井"ファラオ"光 https://note.com/hirapoyopharaoh/n/n432faacde2f2
・マイメロママとは 【ピクシブ百科辞典】
https://dic.pixiv.net/a/%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%83%A1%E3%83%AD%E3%83%9E%E3%83%9E